【ARCC】配当9%を叩き出す銘柄。利率の安定性・チャート・リスクは?

こんにちは、たーたんです!

キャッシュフローを増やさないとな〜と思い、いろんな投資方法を確認している中で、高配当銘柄・投資法について調べています。

昨今の状況を鑑みて、株だけでなく、債券も一緒に。

が、例えば債券だと利回りが良さそうに見えるのは新興国債券で、新興国現地通貨立てだとこの前のトルコリラの件もあり個人的には一歩引いてしまうのと、長期的にみると新興国建てで見ると円高傾向は変わっていないように見えるので、現地通貨建てしているとかなりの利回りでの債券でないと厳しいのかも・・とも感じています。

なので、他にいい方法はないのかな?とウロウロ探しているそんな中で、こんな高配当の銘柄がある事を知りました。ARCC。

11月の配当再投資先はBDCのARCC 11月の配当金は713.98USD。日本円にしておよそ8万円程度でした。今回もこの配当金を使ってより高配当な銘柄に再投資をします。今回選んだのはBDCのひとつである【ARCC】Ares Capital Corporationです。AresはBDCの中でも最大規模の資産と貸し出しを...

9%?そんなまさか・・

個人的に、配当5%を平均的に超えるものは警戒して当たった方が良いという感触を持っています。

中古アパート等の不動産等、最初に高いリスクを背負うならまだしも、そうでもあるまいし、まさかそんなに利率が取れる投資先があるの?というのが、非常に不思議に思って、色々調べている内容を個人的なメモとして残しておきます。

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他にも選んでいる人はいる?

まずはここ。他にも選んでいる人はいるか?注目している人はいるか?というのがまず気になったので探してみると、おられます。

(2019年8月加筆・修正)配当利回りの高い銘柄にBDCという業態をとっているARCCという銘柄があります。有名な銘柄ではありませんが、タイミングによっては配当利回り10%を超えることもある高配当銘柄です。 今回はARCCがどのような銘柄なのか、概要・過去の配当金の推移について解説していきます。 ARCCの概要・構成銘...

普通におられますね。しかも、投資をしっかりやっておられる方々が検討されていて、かつ割合は少ないものの持っておられます。

暴落時に狙うべき金融商品としても、下記の方は挙げられています。

配当の数字だけ見ると、あまりに話が美味しすぎないかな・・と疑ってしまいますが。

実際、手元にある米国会社四季報には載っていないですし。

しかも、配当が安定しているそうですね。次に疑うとするとそこなのかなと思いましたが。念のため一次情報を確認します。

配当の安定性は?一次情報を見てみてどうか?

実際にウェブサイトを見てみると、確かにその通りで配当は約9%で安定しています。

Amountが配当金額だと理解して読むと、四半期における支払いはここ数年ずっと安定して$0.38近辺です。

http://www.arescapitalcorp-ir.com/CustomPage/Index?KeyGenPage=402787

しかも、たまにSpecialが支払われる事もありますね。

http://www.arescapitalcorp-ir.com/CustomPage/Index?KeyGenPage=402787

利回りを実際に計算してみますと・・

この記事を書いている2019年1月9日現在の株価は16.4ドル。

年間、0.38ドル×4=1.52ドルが配当金なので、割ると9.2%となり、本当に9%程度の利率です。

まじか〜

値動きはどうか?

値動きが激しくて、実はあまり配当といっても利益が出ないのでは?と疑いたくなります。

けれども、下にチャートを載せますが、リーマンショック後は普通に安定していますね・・

リーマンショック時に落ち込んでいるけれども、そんな事を言い始めると他でも同じ・・と思ってしまうのは私だけでしょうか。

リーマンショックを除くと、ずっと12.4〜18.2ドルの間をウロウロしています。

出来高も一定の水準を保っており、極端に高い・低いとかもなく、安定していますね。

リーマンショック時の落ち込みから読み取れる事3点

そしてリーマンショック時にも落ち込んでいるのですが、このグラフとDividendsの表からは、3つ大きく読み取れる所があるように感じます。

リーマンショック級の暴落だと価値は大きく下がる

まず1点目はすでに書きました通り、リーマンショックになるとかなり下がるという事。なので、景気変動には連動すると理解しました。

リーマンショック級の暴落でも1年経たずにほぼ元のレンジに戻る

次に2点目で、リーマンショック級の不景気があったとしても割とすぐに元のレベルに戻るという事。2009年12月には上記のウロウロ枠内に戻っている。

暴落前は20ドル程度だったので、正確ではないというご意見もあるかもしれませんが、ざっくりとは元に戻っています。

相当な不景気だったと思うのですが、そこからの立ち直りの早さは特に他の下部と比べて劣っているところはなく、すごいですね・・

リーマンショック時にも大して配当金は減っていない

そして3点目はリーマンショックのタイミングであっても配当金が減っていないという所です。10%程度は下がるのですが。

以下をご覧ください。

http://www.arescapitalcorp-ir.com/CustomPage/Index?KeyGenPage=402787

ね。2009年・2010年とひどい経済状況だったと思うのですが、配当が0.35ドル毎四半期支払われています。

今の配当金額は0.39ドル/四半期なので、確かに四半期で見ると0.04ドル低いですけど、割合で見ると10%程度なので、あれだけの不景気でそれくらいで抑えられるなら、良いようにも見えてしまいます。

なぜ不景気でも配当が変わらず支払われている?

なんでAmountが予定通りに支払えているのか、不思議です。

というのも、ARCCは米国最大のBDCとの事で・・

BDCとは?

BDCとは、Business Development Company、との事で、中小企業やベンチャーに対してお金を貸してくれる銀行のようなもの・・と非常にざっくりと個人的には理解しています。

もっと正確な事を書いておられる方によると・・

BDCとはBusiness Development Companyの略称で、米国において1940年投資会社法(Investment Company Act of 1940)を根拠法として設立された中堅企業や新興企業等の事業開発を金融面及び経営面からサポートする投資会社のことです。

https://www.toushin.com/faq/target-faq/bdc/

BDCが投資対象としている新興企業等は、リスクの高さから銀行からの融資を受けることが一般企業に比べ困難な傾向にあります。そのためBDCはこれらの企業へ投資することでより高いリターンを獲得することが可能となります。また、BDCは金融支援だけでなく経営支援も積極的に行ない、投資企業を上場させることで大きなリターンを獲得することが可能となります。

https://www.toushin.com/faq/target-faq/bdc/

との事です。

なんだか、クラウドバンクのようなソーシャルレンディングと似たような雰囲気を感じますね。

そう考えると、経済が混乱している時期には貸付している企業が倒産してしまった場合は貸付金がなくなってしまい、その企業から戻って来るお金もなくなるので、配当(利益の90%以上を株主に還元しており法人税を少なくしているとの事ですね)は少なくなるのでは?と考えてしまいます。

分散しているから助かった?

仮説としては、BDCでは投資先を分散する事が法律で義務付けられているようなので、だからあれだけの暴落時にも一定量の被害ですんだのかな・・と考えました。

とはいえ、もう少し被害が出てもおかしくなさそうにも思いますが・・

固定金利の割合が高いから大丈夫?

ARCCが顧客に対して貸し付けている金利は9割が固定金利だ、とこちらの記事では紹介されています。

これなら、潰れなければ確かに・・とも思いますね。

今回の記事は、次の弱気相場で買いたい銘柄のひとつ、ARCC(エイリス・キャピタル)についてです。 ARCCはBDC(ビジネス・デベロップメント・カンパニー)最大手で、現在の配当利回りは9.03%と非常に高いです。 (※BDCは未上場の中小企業や新興企業に投融資し、利益の90...

との事で、配当金はLIBOR(ライボー、ロンドン銀行間取引金利)の上昇とも関わっているようです。

なぜ高配当目当てでこの銘柄があまり出てこない?

なんで、この銘柄があるなら、他の人は選ばないんだろう?高配当株投資を行なっている人なら、配当の利回りで見ると気になってしまうと思うのですが。

と、ストレートに考えてみます。同じような疑問は、こちらのブログの方も思っておられるようです。

世の中には、Business Development Company (BDC)という会社があります。 BDCっていったい何? BDCは、信用力の低い中小企業やベンチャーに資金を提供し、資金提供先からの回収金より諸経費等を差し引いて得た利益のほとんどを配当とすることで、高利回りを実現しています。ある意味、REITに似て...

とはいえ、以下が理由でしょうか。

仮説1:リーマンショック時の落ち込みが激しすぎるので引いてしまう

リーマンショック時の落ち込み度合いが激しすぎるので、リスクとして見ているためではないか、というのはまずこれかなと思う所ですね。

下記グラフを見てみると、リーマンショック落ち込み前は20ドル近くあった価値が、3ドル近辺まで落ち込んでいます。約10分の1です。

景気後退がどのタイミングで来るのか分からない、しかも記事を書いている今は米中貿易戦争真っ盛りで景気後退の音が実際に聞こえてきている段階だと思います。

そんな中で、リーマンショック級の暴落がきてしまった場合に、この価格まで下がってしまう、という事が考えられます。

そうなった場合に、この銘柄が再び現在の値段帯(12~18ドル近辺)まで上がって来る保証もない。

BDCですし、貸し付け先がバタバタと無くなっていくと・・と考えると、売りたくなる気持ちもわかりますし、そうなるとホルダーとしては焦りそうにも感じます。

高配当銘柄に投資される方は、どちらかというとディフェンシブな銘柄を好まれるように思います。

と考えると、これは大きなリスクではありますよね・・

こちらの方の記事を読んでも、やはりそうかなと思いました。

その辺りを検討されて、控えておられるのかなと。

でも、ARCCがアメリカで最大のBDCだったら、これが有効性を失って復活しないくらい経済的にダメージを受けるようになるなら、よっぽどの事態ではとも考えてしまいますが・・

まあ、あのリーマン・ブラザーズですら、ああなる訳ですしね。

仮説2:SBI証券での取り扱いがない

日本での知名度が低いのは、SBI証券での扱いがないからなのかもしれません。

こちらの方が、同じように高配当銘柄として考えた時に、ARCCでいいのではとおっしゃっていますが、とはいえSBI証券では取り扱いがないと仰っています。

また、以下の方も同じくです。

こんばんわ、おみそです。金曜日の晩、実はちょっとした売買を行うつもりだったんですが、諸事情によりお流れになったことについて、記録を残すために記事を書こうと思います。N氏がつぶやいていた、Ares Capital Corporation(ARCC)に興味がめっちゃ沸いたところから売買の

SBI証券については、この記事を書いている時点では、取引講座数でいくと、ネット3大証券の中でトップのようですね。

証券会社SBI証券楽天証券マネックス証券
総合口座数426万260万180万

そのトップ証券会社での取り扱いがないので、やや少ない・・のかもしれません。

ただし、上記仮説1よりは可能性は低そうに感じています。

面倒さを除けば、別に複数講座持ってしまえばいいのでは・・と思いますしね。

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まとめ

年10%弱の利率ってかなり良い投資方法だと思うので、正直、数時間調べてみただけの情報ならこれ一本でもいいのでは?と思ってしまうくらい良いように思ってしまいますが、それはまだリスクの判定の仕方が甘いのかもしれません。

投資は自己責任でもありますし、もう少しいろんな軸で評価してみようと思います。

次のEx-Dividend Dateまでは時間があるし・・

ちなみに、同様のパフォーマンスを成長株等で出そうとするとどれくらいのパフォーマンスが必要なのか、検討して以下の記事でまとめました。

高配当/高利回り、高成長投資。実際にどれくらいパフォーマンスが違う?

ご参考まで!

それではまた。

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