こんにちは、日曜大工/DIYを楽しむ、たーたんです!
この記事では、簡易的ながらもベッドを作りましたので、その過程についてまとめたいと思います。
実はこれでベッドを作るのは3回目です(家族全員で寝るベッド、二段ベッド、今回のもの)。
以前のものはほとんど写真に残っていないので、記事を起こせないのが残念ですが、
今回は記録に残せました。
ラフプランの検討
さて作り始めですが、スタートはどんなベッドを作るか、からですね。
欲しいと思うからにはそもそも今使っているもので何か課題があるはずなので、その課題を解決するようなものをデザインしていきます。
どんな感じで作るかな〜というのを頭の中で描きつつ、まずは使う材料のイメージを持ちます。
最初に頭の中で描く度合いは、こんな感じ(ノートに描いてますね・・)
おおよそのサイズ感として、どんなのが欲しいのかをイメージします。
今回は、
- シングルベッドであること
- ベッドの下に物を置けること(高さは450mm以下のもの)
- 部屋にぴったり収まり、コンセントの邪魔にならない事
- 上にマットレス(マニフレックス)が置ける事
がポイントで、それを満たすデザイン・設計にします。
シングルやベッド下の収納、部屋にぴったり収まる事はさておき、
なぜマニフレックスかというと、ヘルニアで腰をやってしまっているからです・・
ヘルニアとマニフレックスについては、こちらで記事にしています。ご参考まで。
【ヘルニア】布団は大事。私にはマニフレックスのマットレスがメチャ合ってた!
また、今まで使ったことのある材料から、おおよそどういう構成がいいかもイメージしておきます。
ラフスケッチしておくといいですよ。
汚いですが、私はこんな感じでラフスケッチしてます。
材料の下見に行く
次は、ホームセンターで材料を見ながら、必要となりそうな強度をイメージしつつ、素材の軽さ、太さ・サイズを見て、だいたいこの材料でいいかな?というアタリをつけます。
よく使うのはいわゆるツーバイ材なんですが、今回はこの赤松(35mm角)が値段的に手頃だな〜と思って使いました。3mで296円ですね。
このように、下見に行って材料の目星をつけるのと、実際に木材を買いに行くのとで、少なくとも2回はホームセンターに行きますね。そういえば。
見つけた材料で設計し切れなかったら、設計に合いそうで値段的にも良さそうな材料を見つけるため、もう一度ホームセンターに行って材料を探しますので、また訪問回数は増えます。
日曜大工って文字通りで休みの時にしかできないので、仕上げや加工・微調整になかなか時間を割けないんですよね。
そう考えると、元材料がどれだけいいもの(高いものという意味ではなく、後々に時間を使わなくていいもの)を使えるかって、ものすごく大事だなと思います。
趣味ですけど、実用を兼ねているので、ある程度サクッと作りたいんですよね。
これを繰り返していると、だいたいの素材の大きさ感と値段感がわかってきますので、最初の構想の時点での精度が上がってきますよ。
設計をまとめる
さて話を戻すと、材料がざっくり決まりましたので、帰って設計します。
どういう構成にするのか考えますが、ベッドって構成がシンプルなので、そんなに考えることも多くはないです。
というか、逆に面倒になりそうなパーツをつけていないと言う方が正しいかもしれません。引き出しとか、凝ったフタの機構とか。
自分が体を預けて寝るものなので、接合部の強度だけ心配になりますが、ほぞを組むのは時間がかかるため、今回は金物を使うことにします。
横に渡す木の本数を多くして、体がしっかり預けられるようにします。
またベッドを実際に置くスペースで、慎重に長さを測っておき、置ける事はきちんと確認しておきましょう。
慎重にとは言いましたが、普通のメジャーで測れる程度でいいですよ。
ただ、あまりミリ単位までぴったりは、攻めない方がいいです。
設計して必要となった材料は以下です。
- 450mmの長さの木を、6本
- 1980mmの長さの木を、2本
- 910mmの長さの木を、4本
- ベニヤの合板を、1枚
つまり、3mの赤松材がせいぜい4本と、布団を敷く用の合板が1枚あれば作れますね。
原価(材料費)をまとめる
300円くらいの木が4本となり、ベニヤ板と合わせて木材は2,000円くらいです。
ただ金物が意外に高く、L字・T字のものを合わせて1,200円くらいしたと思います。
ただ設計時点では強度の見通しに見落としがあって、木を2本ほど追加で買いました。
ので、それも合わせて、4,000円くらいです。
まずまずの安さだし、日曜大工に作るのにちょうど良いかな?と思う程度です。
実際、すのこベッド系を買うと1万円くらいするので、安く仕上げられてかつ、
スペースにぴったりで、下に収納もできるなら、それでいいかなとも思って。
このようにまとめた結果、原価としてちょっと高いな〜、となったら、
また設計やデザインからやり直しですが、今回は妥当に思うので、そのまま進めます。
材料購入〜上部分の組み上げ
さて、実際に材料を買ってきて組み上げます。
木材そのものはホームセンターでカットしてもらいます。
アプリも組み合わせると結構カット代が安いのと、車に積んで帰るためにも、
ホームセンターでのカットはオススメです!
木材カットについては、こちらの記事で書いていますのでご参考まで。
ホームセンターで木材カット!そのおトクなやり方は?メリットと注意点は?
実際の板を合わせながら、設計したサイズはあれど、実際どのくらいの幅で渡しの木を固定するか?を決めます。
決めたら、固定します。
まずはボンドで仮固定。
その後、横と上からドリルドライバーを使ってコーススレッド(木ネジ)を打ち込み、固定していきます。
金具で取り付ける用のコーススレッドと、横から固定するコーススレッドがぶつからないように、多少ずらしています。
固定できれば、上部分は完成ですね。
脚の取り付け〜完成
次に脚を取り付けます。
上同様、まずはボンドで固定します。
ある程度固定したら上からコーススレッドで固定しますが、今回は金具でも固定します。
人間の体重がかかるところですからね。
もう一方も同じようにします。
真ん中にも脚を取り付けます。同じように、ボンドとコーススレッドで固定します。
本当はほぞを組んだ方がしっかりした固定になるんだとは思いますが、日曜大工程度ならこれでも十分な強度ですよ。
さて、これで本当は上に板を載せれば完成!だったのですが、、、
実際に体重をかけてみると、残念ながら不安定でした。
さすがにベッドで不安定なのは怖いので、以下の2つの側面から追加で補強を行ってます。
- 脚同士を固定するように、910mm長さの木を3本追加
- 奥側で1980mm長さの木を2本追加(薄さは15mm程度と薄くて良い)、こちらも脚同士を固定
追加して組んだ様子がこちらです。
本当は手前にもやった方が良いのかもしれませんが、そうすると荷物の出し入れができなくなってしまうのでやめました。
補強すると、気にならない程度にまでなりました。ので良しとします。
奥側の2本の木をつけるときに気をつけたのはコンセントと、床近くの出っ張りの位置です。
こういう時にコンセントカバーを意識しておかないと、使えないコンセントになってしまいますよね・・
どちらも気にして取り付けたため、ぴったり、回避できました。
さて、天面の合板を置きます。サイズ的に2つに分けました。
今回は値段をケチって薄い合板を使いましたが、12mmくらいのそこそこ厚めの板を使った方が、より安心感が出るようには思います。
ともあれ、これで完成です!
使ってみてどうか&まとめ
安い材料で作りましたが、普通に使えますね。
この前の震度6の地震とかでもびくともしませんし。
マニフレックスは三つ折りの布団なので、少し畳んで板をあげれば荷物も出し入れできます。
ただ、さくっと出し入れできるかというと、10秒くらいは出し入れするために時間はかかるので、あまり使わないものを置いておくスペースとしていいかな、と思って使っています。
ご参考になれば嬉しいです!
それではまた。