こんにちは、たーたん(@tahtan_tahtan)です!
不動産のセミナーに出たり、株式で高配当の銘柄を探したりしています。
キャッシュフローを増やすための手段として検討してはいますが、株をやっているとすぐ隣?のジャンルとして成長株への投資があります。
成長株投資と高配当/高利回りを目指す投資とは、やり方や目指す所の違いかなと思っていて、一概にどちらが良いとか悪いとかいう話ではないとは思っています。
ただ、パフォーマンスとしてはどれくらい違うのか?高配当銘柄を取得して、その配当金を再投資した場合にどのような違いとなるのか?は気になりまして、表にまとめました。
個人メモな色が濃いですが、まとめます。
設定条件
計算をするために、簡単のために以下の仮定を置きます。
- 特定の利回り・成長率を得る銘柄を購入して、その銘柄がその利回り・成長率を保てるものだと仮定して計算を進めていきます。
- 配当金は全額再投資に費やします。
- 配当金については税金を考慮します。現行の、配当にかかる税額(20%)で一律計算します。
- 株式の譲渡時の税金については考慮しません。なので、ある意味成長株寄りの計算になっているとは思います。
- 米国株等海外株式で実現しようとすると外国税額控除等の手続きが必要だと思いますが、それは行った後の数字で計算します。
- 各種経費、手数料はゼロと仮定して計算します。
では、まとめていきますね。
年間利回り(配当)10%もしくは成長率8%の場合
配当や利回りが10%・・というと、眉唾で見たくなりますので、その時点でアウトかもしれませんが、この条件で見ていきます。
利回り10%ではありますが、それが税金の支払いで20%削減されますので、成長率8%の銘柄と同じパフォーマンスになります。
配当は現金で得ており、 あくまで株式は利益確定前で時価であるという大きな違いはありますが、パフォーマンスの比較という意味でここでは同列として扱います。
ちなみに成長率8%というのは、昨年(2018年)までの市況であれば、アベレージで考えるとそう高すぎる数字ではないように思います。
特にGAFA等であれば、実現可能な環境ではありましたね。
で、この場合の表は以下です。

黄色のラインが条件を振っている項目です。
一番左の列が年間利回り10%で全く成長しない銘柄、一番右の列が無配当銘柄ながら成長率8%の銘柄のリターンを示しています。
まず差の前にこの成長率で行くと、5年後でトータルで約1.5倍弱のパフォーマンスになっているという計算になりますね。
話を戻して、この状態に限りなく近くなるような年間利回りについて、年成長率を1%、2%、・・と条件を振った時の数字として作った表が表1です。
多少の数字の誤差はありますが、ご容赦ください。
表1を見るに、昨年までの市況でしたら、年間利回り2.35%で成長率6%、もしくは年間利回り1.16%で成長率7%の銘柄・・あたりが、ちょうど年間利回り10%で無成長な銘柄と同じくらいのパフォーマンスだ、というと、実現性についてはそれほど遠くもないかな・・と思うように感じます。
有名どころのETFが、この辺りに属するのではないでしょうか。
年間利回り(配当)9%もしくは成長率7.2%の場合
先日、ARCC(エイリス・キャピタル)について以下の記事でまとめました。
【ARCC】配当9%を叩き出す銘柄。利率の安定性・チャート・リスクは?
こちらは驚異的な、配当9%をたたき出す銘柄です。
もちろん、リーマンショック時等金融危機の際には評価額が8割ほど下がるというリスクを抱える銘柄ではあるのですが、それ以外の場合は安定して配当が約9%ほどもらえるというのはとても魅力的な銘柄に感じてしまいます。
詳しくは上記記事をご覧ください。
では、上記の銘柄と同じくらいのパフォーマンスと考えたときに、どうなるのか、表1と同じように計算してみますと、以下(表2)のようになります。

同じく、今までの相場感覚で行くと、年間利回りが2.62%で成長率5%の銘柄、および、利回り1.42%で成長率6%の銘柄が、相応のパフォーマンスを出せる実現可能性としては見えてくる銘柄かなと思います。
まとめ
市況に大いに左右される所ですし、高配当株の場合は定期的に安定したキャッシュフローを得られる所が最大のメリットだなと思うので一概に比較するのも変な部分もありますが、もし計算が面倒だけど興味があるな・・と思っておられる方の参考になれば幸いです。
それではまた。